紅花資料館がオープンして21年になります。雛とべに花の里の代表的文化施設です。1830年以降松橋村上組の名主を勤めてきた堀米四郎兵衛家を整理復元したもので、敷地面積が12,203平方メートルあります。

堀米家は、江戸時代のなかば以降、紅花商いや貸金業などで農地を買い集め地主として成長した家で、復元された長屋門とそれにつづく簓子塀や湯殿、庭園、それに屋敷周りの塀など、江戸時代後期の豪壮な地主のたたずまいを見ることができます。

建物では、県内でももっとも古い方に属する座敷蔵、もと朱印状の収蔵庫として造られた御朱印蔵、幕末に取り立てられた農兵達の武具の収納蔵としての武者蔵(1853年建立)などがあり、収納展示品だけでなく、建造物そのものも楽しんでいただきたいものです。

1986年、敷地内に紅の館がオープンして、紅花関係資料を中心とした展示の中心的施設として内外の人々を集めています。

紅花資料館を主とする沢畑一帯の美しい風景を、歴史的風致地区として、大事に守っていきたいものと思います。
紅花資料館

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