若宮八幡宮  谷地八幡宮摂社若宮八幡神社は、幾度かの変遷を経て、明治七年六月十五日に現在の松橋の地に遷座されました。

 祭神は大鷦鷯(おほさざきの)尊(みこと)(仁徳天皇)・誉田(ほむだ)別尊(わけのみこと)(応神天皇)・宇豆(うじの)若郎子(わきいらつこ)三神です。

 例祭はもと六月十五日、今は五月第二日曜日に行っています。

 若宮八幡の歴史は古く、仁和四年(八八八)法印宥光が男山八幡宮(京都八幡市)摂社の若宮を勧請し沢畑山に祀ったと伝えられています。それから五百年を経た応永三年(一三九六)に宥光法印十九世の孫とする三蔵坊宥万が下野の地に遷して祭祀するも、三百年を経て宝永二年(一七〇五)に荒町村に介在する松橋村の飛地に仮殿にて遷座。明治七年あらたに社殿を造営し鎮座せられました。百六十年仮殿におはしました。

 若宮信仰の発生と発達の歴史は複雑で明治以来その信仰史をめぐって諸説行われています。いずれにしても、八二〇年頃宇佐神宮に若宮が創祀され、聖母子神の信仰が現れ、この信仰は、比売神(ひめかみ)、若宮と結び付き民衆に強い支持を受けながら、山岳信仰にも融合していきました。