谷地の雛たち

昔、谷地が誇れった紅花や青苧の取引が、最上川舟運による京阪との交易によって、多くの京文化がこの地に導入されました。雛もその一つで、町内にはたくさんの雛が大切に保存されています。毎年、月遅れの雛の節句である4月2日と3日に雛市が立ち、自宅での雛飾りが公開されています。お雛様の衣装にも紅花染を使われています。(『時代雛』と『紅花資料館〜みちのくで出会う京ロマン』より)

享保雛

槙久右衛門家寄贈
面長の優美な表情で、男雛の袍や女雛の表着は、錆朱糸で統一した金襴を用いています。倹約令以前に作られた豪華絢爛を極めた雛で、男雛は65cmの高さがあります。

次郎左右衛門雛・直衣雛

大橋弌峰氏寄贈
京都の人形師、初代大橋一峰氏による作品です。実物同様に織った衣装に金糸を施した精緻な人形です。平成17年に二代目大橋一峰氏により寄贈を受けました。