紅花染の技法 陽光に色褪せやすく移ろいやすい紅の色、そしてやわらかい暖かみのある優雅な紅の色。紅花は赤色と黄色の色素を含んでいます。

 きれいな紅色に染めるには、水で溶ける黄色をできるだけ取り除きます。赤の色素は木綿・絹が非常に良く染まりますが、黄の色素は絹には染まりにくい性質です。絹・麻・木綿などの材質によって、濃染めの紅から桃色・黄色などに染まります。

紅花の黄色の染料で染めます

淡紅

紅花の紅色の染料で一回染めます

濃紅

紅花の紅色の染料で数回重ね染めします

オレンジ

紅色の染料で数回重ね染めし、その上に黄はだを上掛けします(紅染めの色止めに使われます)

ローズ

紅色で下染めをし、栗のいがの染液をうすめたもので上染めし、銅媒染で仕上げます

あずき色

紅色で下染めをし、栗のいがの染液をうすめたもので上染めし、銅媒染で仕上げます

グリーン

紅色の黄色で下染めをし、藍で上染めします

二藍(ふたあい)

紅花(呉藍)の紅色の上に藍で上染めします

朱華(はねず)
黄丹(おうに)

くちなしや、うこんで下染めをし、濃い紅色を掛け合わせます

檳榔樹黒(びんろうじゅくろ)(紅下檳榔樹)

紅で下染めし、檳榔樹と五倍子(ふし)の煎汁を配合して引き染めし、鉄塩で黒く発色します