ことわざ |
意味 |
紅は園生(そのう)に植えても隠れなし |
大成する人物は子どもの時から常人と違って優れた素質が認められるの意 |
柳は緑 花は紅 |
天地自然のあるがままで、人工の加わらぬさま |
万緑叢中 紅一点 |
多くの男性の中にただ一人女性がまじっているたとえ |
薬九層倍 花八層倍 |
売値が原価にくらべて非常に高いこと |
尼御前の紅 |
不似合いなことのたとえ |
あかがり足に紅絹裏(もみうら) |
紅絹裏をちらつかせて歩く女性の素足にあかぎれが切れていること 不似合いで艶消しな取り合わせをいう |
江戸の紅絹裏 難波の紫 都の黄無垢(きむく) |
それぞれの地では流行おくれの衣服とされたところから、古びて流行おくれのもののたとえ |
江戸紫に京鹿子(かのこ) |
紅染は京都の名産、紫は江戸の銘物である 江戸時代の東西両都の染色の特徴をいうことば |
紅(くれない)は染むるに色を増す |
紅の染色は、最初は色薄く何回も繰りかえし染めて濃くすることから繰りかえし努力することが大切であるということ |
女は華丹(かたん)の窈窕(ようちょう)を乱すをにくむ |
華丹はおしろいや紅の意、お化粧も過ぎると逆効果になる |
人に千日の好無く 花に百日の紅無し |
人の親しい交際も花の盛りと同様に長続きしないものだ |
宝剣は烈士に贈り 紅粉は佳人に贈る |
宝として大切にしている剣は勇士に贈り、紅とおしろいは美人に贈る 物を贈るに当を得ていることのたとえ |
紅葉(もみじ)に置けば紅の露 |
環境によって外観の変わることのたとえ |
木綿布子に紅絹(もみ)の裏 |
粗末な木綿の綿入れに豪華な紅染の絹をつけること。つり合わないことのたとえ また外見より内実がすぐれていることのたとえ |
寒中の丑の日に買った紅は薬になる |
寒中に作られた紅は品質がよいうえ口中の荒れを防ぐ 丑の日に買うと小児の疱瘡に薬効があるという |
売り物に紅をさせ(花を飾れ) |
売る品物は美しく見せよ |
紅白粉は女のたしなみ |
紅や白粉で化粧することは女として大切な心がけの一つである |
誰に見しょとて紅鉄漿(べにかね)つける みんな主への心中立て |
誰に見せるために化粧をするものでもありません それは皆すべていとしいあなたへのまごころを示すためなのです |
昔馴染(なじ)み紅花染め(紅花色) |
色がさめてもきが残る 昔馴れ親しんだ人はいつになっても気になって忘れることができない |
千入(ちしお)に染むる紅(くれない)も 染むるによりて色を増す |
よいものでもさらに心をくばりみがきをかけてすぐれたものにすべきである |
霜葉は二月の花よりも紅(くれない)なり |
霜のために変色した紅葉は二月の花よりも赤くて美しい |
朝紫に夕紅(くれない) |
朝は紫色に見え夕方は紅色に見える遠い山の美しさをいったことば |
朝(あした)に紅顔(こうがん)ありて 夕べに白骨となる |
人生の生死のはかり知れないこと 世の無常なこと |
紅顔(こうがん)の美少年 |
若々しく生々とした血色の美少年 |
花染めの移ろい易き人心 |
草木染めは変色し易いことから、人の心のうつろい変わりやすいこと |
紅網代(べにあじろ) |
かごかき棒が紅花の染料を塗ってある網代かご 大奥にいる御年寄りが御台所の代参などで寺院などに参拝するときに乗る |
紅茶宇(べにちゃう) |
ポルトガル人がもたらしたインド産の薄地琥珀織の紅色の絹。袴や裃を作った |
来迎の柱は金箔 女の湯具は緋縮緬 |
何事も道具立てがよくないと立派に見えない |
緋縮緬 虎の皮より恐ろしい |
緋縮緬は商売女の腰巻きに、虎の皮は鬼のふんどしに用いられたところから、商売女は鬼より恐ろしい |
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